アダラートは高血圧に効果がある薬ですが、女性、特に妊娠中の方や妊娠を希望している方は注意が必要です。ここではアダラートと女性との関係をまとめていきますのでよければ参考にしてください。

アダラートとアダラートについて解説する女性看護士

アダラートは生理周期に関係なく服用してもいいか

アダラートは、血圧を下げる作用があり、狭心症や高血圧の治療にも使用される薬です。
血管にある平滑筋細胞の中にあるカルシウムイオンが入らないようにして、血管を広げることで、血圧を下げていきます。
アダラートは、血圧を下げる作用があり、ジェネリック医薬品も多くでています。
カルシウム拮抗剤は、カルシウムの作用を抑えて、心筋の緊張を和らげたり、冠動脈の内腔をひろげる働きを持った薬です。
中でも塩酸ジルチアゼム製剤は、冠動脈や腎臓の血管の血流量を増加させたり、交感神経の興奮を抑えて、血圧を下げる作用があります。
高血圧は、血管に高い圧がかかるため、血管に大きなストレスをかけてしまい、血管がぼろぼろになってしまいます。
これによって脳卒中や心筋梗塞などの、合併症を引き起こす可能性があり、動脈硬化が進むことで、心臓に栄養を送るための血管も細くなり、心臓の細胞に十分な栄養が供給されなくなることがあります。
これによって狭心症になることもあるため、血圧を下げることが大切です。
血管には、カルシウムが流入するための受容体が存在し、カルシウムが入ってくることで、血管が縮まり、その分血圧が高くなってしまいます。
同様に、心臓に栄養を届ける血圧が細くなっている狭心症は、血管が収縮すると、血流の流れが悪くなり、狭心症の症状が悪化してしまいます。
アダラートは、カルシウムが流入するための受容体を阻害し、血管の収縮が抑えられて血管が拡張するようになるため、血圧を下げて、高血圧を治療することが可能となります。
アダラートは、アメリカでは妊婦に使用することが可能ですが、日本では禁忌となっているため、妊婦には使用しません。
また、アレルギーなどの過敏症になったことのある人も、服用は禁止されています。

アダラートを妊婦が服用、それってアリ?

アダラートを妊婦が飲むことができるかに関してですが、アダラートを飲めるかどうかは妊娠してからどれくらいの時間が経過しているかによって決まってきます。
まず妊娠してから経過した時間が20週未満の場合にはアダラートを服用することができません。
妊娠してから20週未満の時期は胎児の器官形成期であり、成長には重要な時期です。
この時期にアダラートを服用すると奇形児が生まれたり、流産となってしまう可能性があります。
こういったリスクを回避するためにも飲むことができないように定められています。
また妊娠してから経過した時間が20週以上の場合には、アダラートを服用することができます。
ただしこの薬を飲む治療の有益性と危険性を天秤にかけ、有益性が上回る場合に限定されます。
アダラートは血管を拡張させて血圧を下げる薬ですが、血圧を下げるということは、血液の供給が滞ってしまうリスクもあります。
もし胎児にその影響が出てしまうと正常な発育に影響を及ぼしてしまう可能性があります。
場合によっては流産や死産といった結果となってしまうこともあります。
ですからできればこの薬の服用は妊娠中には避けておいた方がいいでしょう。
妊娠中の高血圧の治療にはこれまでの使用経験からアルドメット(メチルドパ)が優先して使用されるケースが多いです。
ただしアルドメットの場合には治療の有益性が危険性を上回る時のみ使用することができます。
妊娠中にアルドメットを使用すると生まれてきた新生児に重度の鼻づまりが起こることがあります。
これによって生まれてきてから肺呼吸に切り替わる際に呼吸がうまくできない恐れがあります。
ただアダラートと比較すればこれまでの使用経験上安全と言えます。

アダラート服用とダイエットを同時進行

アダラートは血圧を下げる作用があるカルシウム拮抗薬です。
薬を使って血圧を下げることを支持しない医師もいますが、緊急性の高い高血圧に対しては対処療法でも降圧剤を使って血圧を下げることが大切です。
アダラートは心臓に栄養を送る血管(冠動脈)にしっかり働きかける薬で、他の血管にはあまり働きかけないようになっています。
そのため、冠動脈が細くなって胸部痛が出る狭心症の治療薬によく使われます。
アダラートを使うと、血管にある平滑筋細胞にカルシウムイオンの受容体が阻害されます。
カルシウムイオンが受容体と結合すると平滑筋が収縮して血圧が上がってしまいます。
これが起こらないように、アダラートを使ってカルシウムイオンが受容体と結合できなくして、平滑筋を弛緩させて血圧が上がるのを防ぎます。
アダラートには1日1回だけ服用すればいいものも開発されているので、より使いやすくなっています。
アダラートを使うだけでは根本原因はなくなりません。
特に肥満症で高血圧症も合併している人は、ダイエットを同時進行させることが必要です。
血圧が下がりやすいのが、糖質制限ダイエットです。
ご飯、パン、麺類などの主食や甘いものなどを食べすぎると、高血糖状態になります。
高血糖になると、血液の糖濃度を下げようとして水分が細胞内から出てきたり、腎臓から再吸収される水分の量(本来なら尿として排出される)が増えて血液の水分量が多くなってしまいます。
血液の量が増えると、それを全身に送り出すために大きな圧力が必要になります。
すると高血圧になります。
ここで糖質制限をして糖濃度が上がらないようにすれば、尿が正常に作られるようになるので、血管内の水分が減って血圧が下がる可能性があります。